Vine Linux Configuration Memo



from 01.03.10
注意: このページはもはやメンテナンスされていません。
こちらをどうぞ。
このドキュメントは、Linux初心者であるutchyが試行錯誤で設定した単なるメモです。
間違いがあればどんどん指摘して下さい(^_^; や、マジで。
ただし、この通りに設定した結果、結局ダメダメだったりPCが火を吹いちゃったりCrackされちまったぜコンチクショウ!!なんて言われても困りますんでそこんとこよろしくお願いしたいと思いますです。
や〜、助かったよ! キミ!! って励ましのメイルもお待ちしていたり(^^;

無断リンクがすごく多いのですが、ダメとは言わないので連絡くれればありがたいデス。
Last Modified 2001.06.21
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専用BBS用意しました。Linuxに関する質問等はコチラへどうぞ。
きっと誰かが答えてくれるでしょう(ぉぃ
ついでに【逆リンク集】も。


はじめに
サーバの設置/Linuxインストール
PPPoE
IP Masquerade
Dynamic DNS

はじめに

IP非固定な状態で、自宅にWeb/Mailサーバを置きたい! という要求があったんですよ。そしてもちろん、複数台のPCからもWebにアクセス出来るようにしたい、つまり、ルータ変わりにもしたいな、と。

2001年1月26日、ついに我が家に
東京めたりっく通信さんのADSLがやって来ました(^^)
常時接続そのものは、前に住んでいたおうちで「杉並ケーブルテレビ」にて既に体験済みなんですけどね。
今の場所に引っ越してからはフレッツISDNにしようかどうか悩みまくりましたさ。えぇ。
結局は待って正解でした。すんげぇ早いし。(実効速度:60KB/sec,500Kbps前後)
※注 現在は値段据え置きで大幅に速度アップしています。
公称:下り1.6MBps 実効速度:約160KB/sec, 1.3MBps = CD-ROMの等倍速ぐらい(^^;
# J-COM杉並では、せいぜい30KB/secでした。

で。以前契約していたJ-COM(CATV)では、どうも一部のポートのフィルタリングをしている模様で、ftpなどは外部から入れるのですが、http,telnetは遮断されていました。ま、サーバの構築はムリって事でさぁね。

今回の東京めたりっくの家庭向けの契約の形態は二種類あり、「ブリッジタイプ(Single)」と「ルータタイプ(Family)」になります。
2001/03末をもって、Single(ブリッジタイプ)の新規契約は終了してしまいました。
わはは。このドキュメント意味なくなるじゃん(笑)

、、、と思ったら、フレッツISDNでも同じ手順が使えるようです。
むしろ、Linux用に提供されるツールよりも、以下の手順に沿った方が安定しているらしい(^_^;
どちらもEthernetポートが一つだけついているそうです。前者は一台のみの接続、後者は複数台接続をサポートしています。
東京めたりっくでは公式に「グローバルIPアドレスがDHCPで1つ付与される」とアナウンスしているのですが、ここに落とし穴がありやす(^^;

ブリッジタイプでは、接続するPC(1台)にグローバルIPアドレスが付与。
ルータタイプでは、ルータそのものにグローバルIPアドレスが付与。


つまり、ルータタイプで契約してしまうと、外部からは一切アクセスできないのです。また、問い合わせて確認したのですが、静的IP MasqueradeやNATで特定のポートのアクセスを特定のクライアントにForwardする事が不可能なのです。基本的に自分で設定は不可。また、クライアントのIPアドレスは192.168.1.2 - 192.168.1.16のDHCPになります。
と思ったら、ブリッジ(Single)タイプ終了に伴って、ルータの設定ツールの配布が始まったようです(汗)
うそつきっっ(/_;)>東めた

DHCPは確かに設定も楽で、持ち歩くノートPCなど常に設定をDHCPにしておけば設定変更なしですぐに接続は可能なのですが、これだと困る事がいろいろとあります。
てなわけで、当然ながら、ブリッジタイプで契約してサーバ構築!! と思いきや、これまた厄介なPPPoEというものが...(後述)
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サーバの設置/Linuxのインストール

何はともあれ、サーバがなくてはハナシになりません(^_^;
設置当時所有していたマシンの各スペックはこんな感じ。
名称 CPU Memory HDD 備考
ショップブランド(Duron君) AMD Duron 700MHz 512MB (笑) 40GB メインで使っているWindows2000マシンなので..(^^;
Apple iMac Rev.B PowerPC G3 233MHz 160MB 40GB MacOS 8.6, OS 9.0, OS X PublicBeta, VinePPC 2.0, VirtualPC(Win95,98)
コレも常用してるのでサーバーにはしにくい...
SONY VAIO PCG-715(ノート) MMX Pentium 166MHz 64MB 4GB Windows98っす。これがないとPATで馬券が買えない(笑) たま〜にモバイルで活用されます。
HP 620LX MIPS系(?) 16MB+48MB(CF) (←に含む) WindowsCE 2.11なんすけど(^_^; これがサーバになれば助かるのに... WinCEではLinuxが載らないんです。FTPサーバはあるらしいが。
Apple LC630 68040 33MHz(?) 16MB 320MB 漢字Talk7.5.3。使ってないのでこいつが候補なのだが、、これだけNICがない(/_;) 買うととんでもなく高い(/_;)

上記マシンたちは、それぞれ役割があったり制約があるので専用機にするわけにもいきません。常時通電させなくてはいけないし、NICも二枚挿さなくてはいけない。
てなわけで、
Yahoo! オークションの登場です(^_^:
# 実はヤフオクでWIndowsCEを2台購入していたりする(爆)

なるべくNECは除外です。Linux動かすのは大変だから(と思う)。NXシリーズなら大丈夫そうだけどUSBキーボードが...
あと、メーカー製のPCも匡体が狭そうなので除外。なるべくスタンダードなモノがいいでしょう。
ということで、DELLのマシンが素直そうなので、Optiplex GXLなるマシンを購入してしまいました。
4,100円でした(余談)。たぶん、企業で使用していたリースアップ品でしょう。
ちなみに、スペックは以下のとおり。
名称 CPU Memory HDD 備考
Dell Optiplex GXL 5133 Pentium 133MHz 32MB(SIMM)
後に32MB増設
1.0GB
(+ 4GB)
NICはオンボードの 3COM 3C509B

iMac君のハードディスクを40GBに取り替えたので、それに最初から付いていた4GBのディスクを追加してあります。(合計 5GB, hda=4GB,hdb=1GB)
ついでに、秋葉原で中古のSIMM(16MBx2)を1,000円ぐらいで購入して増設。

Ethernetがオンボードなのは嬉しい誤算でした。しかも3COM(^^)
どっちにしても、Internet側とローカル側に二枚必要なので、もう一枚購入しましたけどね。

というわけで、Vine Linuxをインストールしてしまいます(^^)
まぁ、、インストールそのものはそれほど難しくないでしょう。
検索すればいろいろ情報がありますから(ぉぃ

NICの設定に関してはLAN-mini-HOWTOなどを参照するといいでしょう。(ちょっと古いですが)
ところが、というかやはりというか、結構ハマってしまった(/_;)
この3ComのNIC、オンボードではあるのですがISAなんですね。
上記ページでもまさにオススメのNICなんですが、Windows95入れてみたらPlug & Playであっさり認識したので気にもとめていなかったのです。ところが、LinuxではPlug & Play解除しないと動いてくれないんですわ。
DELLのページや3Comのページ行ってNIC設定プログラムをGetして、DOS起動ディスク(というかシステムディスク)から起動させ、Plug & Playをやっとこさ解除しました。
使用しているIRQやIOポートアドレスは、Windowsで立ち上げて確認してみることをおすすめします。

とか何とか言ってますが、設定自体は実はVine Linux 2.1の
# linuxconf
や、
# netconf
などで行ったので、あんまりよく理解していなかったりします(汗)

...とは言え。
よくISAのカードを認識させるには、/etc/conf.modules に IRQ と IOポートアドレスを指定するように!とWebなどで書かれていたりしますが、IOポートアドレスを書くと逆に認識しない場合もあります。(ディストリビューションに依存?)
実際にはこんな感じです。

$ cat /etc/conf.modules
....
alias eth0 3c509
alias eth1 via-rhine
options 3c509 irq=10

この段階では(まだADSL開通前)以下の設定にしました。

eth0 (外向け)
# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
DEVICE="eth0"
IPADDR="192.168.2.200"
NETMASK="255.255.255.0"
ONBOOT="yes"
BOOTPROTO="none"

eth1 (内向け)
# cat /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth1
DEVICE="eth1"
IPADDR="192.168.1.200"
NETMASK="255.255.255.0"
ONBOOT="yes"
BOOTPROTO="none"
とりあえず、この状態で
192.168.2.0/24 ⇔ eth0 = Linux = eth1 ⇔ 192.168.1.0/24
の両端が通信可能か調査してみました。

....ダメでした(ぉぃ

というわけで、(RedHat系では)以下の手順でルーティングを可能にします。

# echo "1" > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward

よっしゃ!セグメントの異なるネットワークで通信が可能になったぜぃ!当然ですが、両端のPCのGatewayはそれぞれ 192.168.1.200, 192.168.2.200 に向けておきます。
ん?これで eth0 をDHCPにすれば eth1 に側のPC全てが外に出て行けるのか?
もう設定カンペキ? やるな!!>俺!!
と思ったりしましたが、甘い考えだったようです(笑)
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PPPoE

つまり、
こういう事です。←手抜き(汗)
Point to Point Protocol Over Ethernetという認証プロトコルなんです。
ルータタイプは常時接続なのに、なんでまた...(ぼそ 確かに、貴重なIPv4のGlobalなアドレスを占有されないよう、また、外部からのアタックに備えての事なんですけどね。
Windows/Macintosh用に、PPPoE接続ユーティリティが提供されていました。開通直後、Windows2000で試したところ、結構面倒でした(汗)
結果的にはDHCPの様に非固定のIPアドレスが与えられるわけですが、設定はDHCPにしてはいけません。起動時にDHCPサーバを探しに行ってしまうので起動時間が非常に長くなってしまいますし、OSのDHCPクライアント機能では認証しないので、結局見つける事ができません。
# ちなみに、Windows系ではDHCPでIP取得に失敗すると、とんでもないIPアドレスが割り当てられます
...と思ったら、この時に取得されるIPアドレス(169.254.xxx.xxx)はちゃんとRFCで定義されているそうだ(^_^;;

なお、Windowsで接続する場合は適当なIPアドレスをNICに振っておく必要があります。
ソフトウェアでダイヤルアップ(ではないが)の要領で接続しに行くと、そのIPは勝手に解放され、仮想ネットワークアダプタにGlobalなIPアドレスが付与されます。
ブリッジタイプで契約した場合は、NIC二枚挿ししない限りは家庭内LANは不可能でしょう。

仮想的なアダプタを接続時に使用する仕組みなので、Linuxに繋がる端末からPPPoEクライアントにて接続しても、Linux自身が外部と通信できるわけではありません。
つまり、Linux用のPPPoEが必要になります。
東京めたりっくでは、Linux用PPPoEの提供はしていませんし、サポートもしないそうです。
# 使ったからといって契約違反ではないので念のため(^_^;
# ルータタイプでも設定変更は可能ですが、こちらは設定が消えて元に戻らなくなると「買い取り」です。
# どっちがいいかは...わかりますよね?

というわけで世界中探しました。コレ↓
http://www.roaringpenguin.com/pppoe/←このサイトから、RP-PPPoEというPPPoEクライアントをダウンロードします。
ソースからコンパイルするのはかったりぃので、rp-pppoe-2.8-1.i386.rpm というRPMパッケージを持ってきました

# rpm -ivh rp-pppoe-2.8-1.i386.rpm

でインストールされます(たぶん)。
【追加情報】
現在は、rp-pppoe 3.0.1がリリースされています。GUI機能が加わったらしいですが、X-Window使わないので...(^^;

RPMが使えない場合(実際ウチもMacOS X PBとVineLinux PPCでやった^^;)は
rp-pppoe-2.8.tar.gz (ソースファイル)
を持ってきて
# tar zxvf rp-pppoe-2.8.tar.gz
# cd rp-pppoe-2.8
# ./pppoeinst.sh
でインストールします(自信なし)

ところが!!!

# rpm -ivh rp-pppoe-2.8-1.i386.rpm
エラー: 依存性の欠如:
	ppp >= 2.3.7は rp-pppoe-2.8-1 に必要とされています

こんなエラーになってしまいます...

どうやら、PPPoEというのは伊達にPPPという名前が付いていないようで、PPPするソフトが必須なんです。
VineLinuxにはppxpというpppクライアントが付属しています。日本人が開発されたダイヤルアップ接続用のpppdです。
ところが、pppdがないと怒っておられるようです<pppoe
...しょうがないので探しました。pppd。
Vineのftpサイト探しても見つかりません。あちこち世界中探しまくって見つけました。
ftp://cs.anu.edu.au/pub/software/ppp/ ココからpppdを落として来て下さい。
pppd-2.3.8 以降が必要なようです。

# rpm -ivh ppp-2.3.10-1.i386.rpm

でサクっとインストール。pppdの設定は特にしなくても大丈夫そう。
再度、rp-pppoe をインストールします。今度は大丈夫なはず。

インストール完了後、コマンドは /usr/sbin/ に入ります。
adsl-setup (設定)
adsl-start (接続-常駐)
adsl-connect (接続)
adsl-stop (切断)
adsl-status (状況照会)
の各種コマンドにて操作を行います。設定は /etc/ppp/ に置かれる
pppoe.conf
でも可能です。

さて、設定。ユーザー名とパスワード等を入力します。

# /usr/sbin/adsl-setup
Welcome to the Roaring Penguin ADSL client setup. First, I will run
some checks on your system to make sure the PPPoE client is installed
properly...

USER NAME

>>> Enter your PPPoE user name (default ): [ユーザー名]

INTERFACE

>>> Enter the Ethernet interface connected to the ADSL modem
(default eth1): eth0←ウチの環境では eth0 なんです。

Do you want the link to come up on demand, or stay up continuously?
If you want it to come up on demand, enter the idle time in seconds
after which the link should be dropped. If you want the link to
stay up permanently, enter 'no' (two letters, lower-case.)
NOTE: Demand-activated links do not interact well with dynamic IP
addresses. You may have some problems with demand-activated links.
>>> Enter the demand value (default no): no←要するに、手動接続かどうか。noの場合は常駐して切断しても勝手に接続

DNS

Please enter the IP address of your ISP's primary DNS server.
If your ISP claims that 'the server will provide DNS addresses',
enter 'server' (all lower-case) here.
If you just press enter, I will assume you know what you are
doing and not modify your DNS setup.

>>> Enter the DNS information here: server←DNSのIPを手入力するかサーバから取得するか。DHCP(?)なので、serverと入力。

PASSWORD

>>> Please enter your PPPoE password: [パスワード]←(画面には出ない)
>>> Please re-enter your PPPoE password: [パスワード]←(再入力)

FIREWALLING

Please choose the firewall rules to use. Note that these rules are
very basic. You are strongly encouraged to use a more sophisticated
firewall setup; however, these will provide basic security. If you
are running any servers on your machine, you must choose 'NONE' and
set up firewalling yourself. Otherwise, the firewall rules will deny
access to all standard servers like Web, e-mail, ftp, etc. If you
are using SSH, the rules will block outgoing SSH connections which
allocate a privileged source port.

The firewall choices are:
0 - NONE: This script will not set any firewall rules. You are responsible
for ensuring the security of your machine. You are STRONGLY
recommended to use some kind of firewall rules.
1 - STANDALONE: Appropriate for a basic stand-alone web-surfing
workstation
2 - MASQUERADE: Appropriate for a machine acting as an Internet gateway
for a LAN
>>> Choose a type of firewall (0-2): 0←実はここでハマってしまいました(汗)

** Summary of what you entered **

Ethernet Interface: eth0
User name: ***********
Activate-on-demand: No
DNS: server
Firewalling: NONE

>>> Accept these settings and adjust configuration files (y/n)? y←設定ファイルに書き込むかどうか
Adjusting /etc/ppp/pppoe.conf
Adjusting /etc/resolv.conf
(But first backing it up to /etc/resolv.conf-bak)
cp: symlink: /var/run/resolv.conf
*** Quitting.

はい。お疲れさま>ヲレモナ
これにて設定は完了です(^^)
早速、以下のコマンドで接続を試してみます。

# /usr/sbin/adsl-connect
....
...ダメなようです(/_;)
ifconfig見てもIP変わってません。
ping も当然通りません。

英語ドキュメント解読したり、いろいろと検索していると、どうも接続時にNICにIPが割り当てられてはいけないというような記述があったようななかったような。
これは試してみなくては。DHCPにしてはいけないのは解ってはいたのだが...
早速、
# netconf
にてeth0のIPを空欄にしてみます。って、不正なIPだって怒られます(汗)
う〜む(^_^;
それじゃぁ、起動時にeth0が機能しないように、直接設定を変えてみよう。
ってなわけで、

# vi /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0
ONBOOT="yes" を
ONBOOT="no" に変更!!

# /usr/sbin/adsl-connect
....Connected!

をを!!接続したっ!!
pingも通ります!わーい(^^)

かくして、やっとの事でPPPoEによる接続に成功したのでした。ふぅ....(o_ _)o

ちなみに、ifconfig を見る限りは eth0 が通信しているようには見えません。
仮想(!?)アダプタの ppp0 が出現し、あたかもこちらが通信しているように見えます。
$ /sbin/ifconfig -I ppp0
と、
$ /usr/sbin/adsl-status
は同じ意味で、ppp0の状態を表示します。

【後始末】
# /usr/sbin/adsl-start を実行すると、daemonとして起動します。
アイドル時間が長かったり、メンテナンスなどで切断された場合に強引に再接続します(笑)
で、起動時に毎回コマンド叩くのも面倒なので(まぁ、滅多に電源切らないけど)自動的に起動するように設定します。

/sbin/chkconfig --add adsl
/sbin/chkconfig --level adsl 35 on
これで、意地でも接続を繰り返す邪悪なサーバのできあがり(笑)
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IP Masquerade

そのまま訳せば「IP偽装」って事になります。
一つのグローバルアドレスを複数台のプライベートアドレスで共有可能にする事です。
似たようなものに、NAT(NAPT) というものがありますが、これは特定のIPアドレスを別な(プライベートな)IPアドレスに変換するものです。IPアドレスまるごと転送、って感じですかね(たぶん)
他に、静的IPマスカレードというものがあり、この場合は特定のポートは特定のIPアドレスに(相互)変換をしてくれるので、プライベートアドレスのみで構成されたLAN内のサーバを外に公開したり、特定のポートを使用するネットワークゲーム(通常のIPマスカレードでは対応できないもの)が利用可能になったりします。

ウチの場合は、Linuxにサーバー機能を持たせ、LAN内部のPCは公開しないので通常のIPマスカレードを使用します。

IPマスカレードについては、JFの
IPCHAINS-HOWTOを参考にして下さい。
以上(笑)


...って、上記文書はかなり丁寧に書いているとは思うのですが、読破するのは大変です(汗)
単純にIPマスカレードするだけなら以下の通りに設定すれば多分OKでしょう。

# /sbin/ipchains -P forward DENY            ← forwardポリシーをOFFに
# /sbin/ipchains -A forward -s 192.168.1.0/24 -j MASQ ← マスカレード設定

とりあえずこの設定だけで大丈夫なはずです。たぶん(^^;;
上記のPPPoEの設定で、Firewallを指定したりするとうまく行かないかもしれませんので御注意を。
1 や 2 にすると、パケットの転送が行われません。(恐らく)

....ん?
それでもLAN内から接続出来ないぞ??

最初の方にも書いたのですが、二枚のNICでルーティングさせるには
# echo "1" > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward
しておかなくてはいけません。
これ、実は再起動すると消えてしまいます。また、上記のipchainsの設定も消えるらしいです。
毎回毎回その設定するのは面倒なので、起動時に一度だけ実行するようにしてみましょう。

# vi /etc/rc.d/rc.local
で、起動スクリプト rc.local の最後に以下のコマンド群を書き加えます。

# IPマスカレード用設定
echo "1" > /proc/sys/net/ipv4/ip_forward
/sbin/ipchains -P forward DENY
/sbin/ipchains -A forward -s 192.168.1.0/24 -j MASQ

これでオールOK!!!

...じゃぁないんですよ(笑)
このままだと、LAN内からWebページのブラウズぐらいはできるのですが、ftpで外部サイトに接続したり、IRCなどのチャット、RealPlayerでのストリーミングができません。
マスカレードのモジュールが必要なのです。
これらは、 /lib/modules/`uname -r`/ipv4/ に入っています。
(Vine Linux 2.1.5 では、 /lib/modules/2.2.18-0vl4.2/ipv4/)
このディレクトリにある、ip_masq_***.o というモジュールを組み込む必要があります。

って、詳しい事はよく分からないのだが(笑) 要するに以下のコマンドにて組み込みが可能です。

/sbin/depmod -a
/sbin/modprobe ip_masq_autofw
/sbin/modprobe ip_masq_cuseeme
/sbin/modprobe ip_masq_ftp
/sbin/modprobe ip_masq_irc
/sbin/modprobe ip_masq_mfw
/sbin/modprobe ip_masq_portfw
/sbin/modprobe ip_masq_quake
/sbin/modprobe ip_masq_raudio
/sbin/modprobe ip_masq_user
/sbin/modprobe ip_masq_vdolive

環境によっては違うかもしれないので、適宜読み替えてくださいな。
これらも、ipchains と同様に再起動すると消えてしまうので、同じように
/etc/rc.d/rc.local
にでも書き加えて下さい。

よっしゃ!これで完璧!!
LAN内の各PCのGatewayはLinuxに向けて、DNSもLinuxのIPアドレスを...

...ん?
ブラウザにURI入れても表示されないぞ。
でも、IPアドレスなら表示ができる。うわ、DNSが名前解決してねぇや(汗)

そう、ここんとこ、ワタシもよくわからんのですよ。情報提供求む。
実際の運用では、Linuxにログインして、
$ cat /etc/resolv.conf
で表示されるDNSサーバー(プライマリとセカンダリ)を直接クライアントPCのDNS欄に入れています。
rp-pppoeで接続すると、この resolv.conf は毎回書き換えられるらしいですが、東京めたりっくの場合は今のところ、別なDNSサーバに変わった事はありません。

ともかくこれで、Linuxが数万円相当のブロードバンドルータになりました(^ー^)/
【注意事項】
この設定のままではセキュリティ上、非常に危ないのでipchainsなどにより、さらにfirewallのルールを追加して下さい。
ウチのも追加してありますが、スキを突かれるのはイヤなので設定は公開しません(笑)
セキュリティ情報を公開しないのもセキュリティのうちなので(^^;;
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Dynamic DNS

東京めたりっく通信では家庭向けサービスはIPアドレス非固定のプランしか存在しません。
SDSLサービス(SOHO用途など)ではGlobalな固定IPアドレスが8〜16個割り当てられるのですが、料金が料金なのでさすがに個人じゃ無理です。
そこで、DynamicDNSを利用するわけです。

原理的には、例えば
http://u.hn.org/とか、http://utchy.mine.nu/のように(これらはウチの実際に稼動してるサーバです(汗)) http://(サブドメイン名).(サービス業者ドメイン名)/ という固定の(サブ)ドメイン(= ホスト名)でのアクセスを、非固定のIPアドレスへと転送してくれるサービスなのです。
単純にIPアドレスの転送なので、当然ながらftp や telnet などの接続先にこのサブドメイン(ホスト名)を指定する事も可能です。
当然ですが逆引きできません。順引きのみ。逆引きするとISPのホスト名になります。
本来、DNSというのはドメイン名とIPアドレスを結び付けているDNSサーバの更新から、長いと一週間ぐらいしないと世界に伝播しないのですが、こういうサービス業者は非常に短いサイクルでDNSを更新しています。5分から15分ぐらいでしょうか。
ただし、こればっかりは接続元のISPのDNSにも左右されるため、正常にサービス業者のDNSが更新されていても、自分が接続しているISPのDNSサーバが過去の情報をキャッシュしていたりすればなかなか正しいIPアドレスに接続できない、なんて事もないわけではないです。(たぶん)←こればっかり

という事をふまえて。

詳しいDynamicDNSアドレスの取得方法は説明しません。ワタシが使っているのは以下の3つ。
DynDns.ORG
Hammer Node
DHS.ORG
他にもあるので教えてください(笑)

で、やりたい事はと言うと、、
PPPoEで自動接続したら、そのIPアドレスの変化とIPアドレスを自動検出し、その情報をこれらのサービス会社に自動送信する事なのです。
もちろん、手動でブラウザから更新は可能なのですが、それだと面倒でしょ?

その為に、自動更新ツールを入手します。perl版などもあるのですが、ここはCで書かれたツールを入手します。
http://www.gusnet.cx/proj/ez-ipupdate/←ここから、ez-ipupdateというツールを落とします。

ここでは、最新版(?)のez-ipupdate-3.0.8.tar.gzを入手。
# tar zxvf ez-ipupdate-3.0.8.tar.gz
# cd ez-ipupdate-3.0.8
# ./configure
# make
# make install

たしか、こんな感じでコンパイル&インストールできたような気がする(無責任)
ez-ipupdate そのものは、/usr/local/bin/ez-ipupdate にインストールされます。
解凍先のディレクトリに、設定サンプルがあるので、自分の使っている業者のサンプルを参考にしてみて下さいな。
ただ、ワタシも使っている hn.org に関してはサンプルがなかったので、デフォルトの example.conf を以下のように設定しました。

# vi example.conf
#!/usr/local/bin/ez-ipupdate -c
#
# example config file for ez-ipupdate
#
# this file is actually executable!
#
service-type=hn
user=(ユーザー名):(パスワード)
#user=myuserid:mypassword
interface=ppp0 ここ、注意! PPPoEの場合は、ethXのIPはGlobalじゃないです。
#interface=eth1
#host=mydomain.whatever.com
server=dup.hn.org  ←注意!! 最近変わったようです

# other options:
#address=<ip address>
cache-file=/etc/ez-ipupdate.cache.eth0.hn  ←同時に複数走らせる時、ダブらないよう...
daemon     ←"daemon"にすると、プロセスが残って自動検出/自動更新します
#debug
#foreground
#host=<host>
#interface=<interface>
#mx=<mail exchanger>
各サービス業者ごとに設定は違いますが、ユーザー名、パスワード、Interface(ethNじゃなく、ppp0にする事!)さえ指定すれば問題ないです。
【追加情報】2001/05/05
 ここにありますが、hn.org は最近、更新用のサーバを変更したようです。
 server=dup.hn.org を追加しました。気づかずにハマっちゃったよ(^_^;

これら、設定サンプルは実行可能属性(**x)が付いているので、
./example.conf
とするだけで、現在のIPアドレスを更新しに行きます。
が、基本的にプロセスに常駐するので(つまり、接続する度に自動で検出して更新してくれる)Linux起動時に一度だけ接続すればOKなはずです。
IP Masqueradeで説明したように、/etc/rc.d/rc.local あたりにこの設定ファイルのパスを追記すればいいでしょう。

この設定ファイルのパーミッション、rwxrwxr-x になっています。
生パスワード書いてあるので、chmod 700 hoge にしておきましょうね(汗)



更新履歴

2001.02.28 新規作成
2001.03.10 カウンタ取り付け
2001.03.31 IP Masquerade/DynamicDNS 追記
2001.03.31 東京めたりっく通信・Singleサービス終了について追記
2001.05.05 Hammer Node(http://hn.org) 更新用サーバ変更について追記
2001.05.09 見苦しい背景/FontFaceを修正(^_^;;
2001.05.28 専用ツリー型BBS設置
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...続く。といいな(ぼそ)